B-schoolに行ってる人はもっとオープンにすべき

これらには共感を覚える。

 1つ目、「本当のネットワークを見つけなさい」。即ち、ネットワーク自体はとっても重要だけど、その意義をしっかり理解している人は決して多くないから、その中から本当に大切な友人を見つけなさい、ということ。
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 こういう人は仕方ないとしても、自分がそうなっちゃいけない。誰もが聖人君子じゃないんだから「見返りを求めちゃいけない」なんて言わないけれど、少なくとも、「自分からのGive」はいつかは「自分へのGive」となって返ってくることを理解してほしい、そして、そこから「真のネットワーク」というものが生まれるんだよ。そんなことを伝えようとした。


これから留学する方たちへ:I have a dream. −フルブライト奨学生のその後

自分でも「何かすごく勉強になったが、何を学んだのかよく分からない」という状況になりかねない。また、ビジネススクールの教育は「ふーん」とインプットだけしてもしょうがなく、なんらかの形で実務においてアウトプットに結びつけなければ意味がない。


したがって、どんな形でもいいので、一日一日、身の回りで感じたこと、クラスメートとの対話、学びになって将来役立ちそうなことを書き留めておこう。留学の最大の財産は、このような日々の小さな感動の集積にあるのだから。本当は、留学中じゃなくても、これをやれたらよいのですけど、ね。


ネット生命保険 立ち上げ日誌: 感動をメモしよう

後者のエントリに付け加えて意見を言わせてもらうと、自分のためだけにノートに書き留めて寝かしておくのではなく、是非公開して誰でも見れるようにして欲しい。HBSようなところで学ぶ経験は、誰にでもできるものではなく、そうしたくてもできなかった人はゴマンといるのだから、ネットを通じてみんなと共有すべきだ。その人がその場にいれるのは個人の努力もあるかもしれないけど、たまたま他人より運が良かった、恵まれていたということなわけで。それを十分に認識していれば、得た知見や経験を不特定多数の人に還元するのは、将来のリーダー(?)たる者の当然の行為だと思う。少し大げさだけど、"説明責任"なるものがあるんじゃないかと。それから、ブログを書くことによる効用は、前に書いた通りこんなのこんなのがあって本当にすばらしい。これからは組織や会社という枠組みを超えて、もっと"個"が開放されて際立っていく時代なのだから、ガンガン実践してほしい。

僕も働いていた時には、岩瀬大輔さん(後者のブログの人)の留学記をリアルタイムで見ていて、少なからず影響を受けていた気がする。一流のビジネススクールはどんなブログラムでどんな人が学んでいるのかとても興味深かったし、傍からはエリートと呼ばれるような人でも、身近な悩みを抱えていてそれを乗り越え努力していく姿が読み取れて親近感を覚えた。

一方、僕の友人の一人で、USのTop Schoolに会社派遣で行って、パーティや遊びのばかりのブログを書いているやつがいたが、そういうのは頼むから勘弁してほしい。しかも友人みんなに近況報告と言ってご丁寧に毎回メールを送りつけてくる。。。こっちは日本で日々の仕事に忙殺されているのにそんなお気楽メールが送られてくる度に、脱力したことを覚えている。「パーティの話は興味ないから、どんなこと勉強しているのか書いてよ。」って言ったら、「毎日寝る間も惜しんで勉強しているので、書く暇ない。ブログは息抜きだから。」と、とんでもない返事を書いて寄こして、椅子から転げ落ちそうになったことを覚えてる。まあ、突っ込みを入れるこちらもコンプレックス丸出しだったんだけど、次世代のリーダーたるもの、他人様の心情を読めてなくていいのかなぁ、と思ったものだ。(これについては、自戒の念も込めて書いておこう。)

それから、内容の無いブログでもそれはそれで意義があるかもしれない。「つまんないこと書いてるなぁ、MBAも所詮こんなレベルか。」と思ってしまうのも読み手にとってはアリだと思う。


そういやこの岩瀬さんって人、僕と同学年なんだよなあ。なんというか、今は背中すら遠く見えないし、会ったこともないけど、自身のキャリアの一つのベンチマークとして意識せざるを得ない。はてなid:jkondoも同学年。こういう僕の意識も、やはり彼らがブログなどを通じて等身大の生き方をオープンにしているから生まれてくるんだろう。


追記:まずい、トラックバック・スパムしてるわ。失礼しました>岩瀬さん