事業再生管理:日産のケース
ゴーンのリバイバルプランに関してのディスカッション。講師(というよりファシリテイター)は元アドバンテッジパートナーズ、産業再生機構の中野宏信さん。なかなか普通に刺激的な授業だった。中野さんが本当に伝えたいことは分かるけど、これやるんだったらもうちょっとやりようがあったような気がする。こちら側も準備不足。なんとなく勿体ない気がした。
それからインターネットサーフィンしていたら偶然こんなエントリを見つけちゃいました(嘘) 内部生は有難く拝読しましょう。
農学研究科の学生ながら、毎週GSMの授業を聴講させてもらっているのだが、毎週のようにとても残念に思うことが多い。
...
しかし折角このような機会を与えてくれているにもかかわらず、授業に対して意見なり質問なり学生側からのコミットメントがあまりにも少ないのを見ると、
「みんな将来の日本のビジネス界を背負っていこうと本当に考えているのかしら??」
いや、むしろ
「みんな、何しに来てんの???」
と聴講生ながらふと思ってしまうときが多い。(苦笑)
相変わらず偉そうだ。。いや、言っていることは的確ですごく分かるんだけど、徐々に改善されつつあると思うので大目に見てやってください。
それと今日の配布資料の中で興味深かった言葉。日本電産の永守さんのインタービューより:
いつも僕は例に挙げますが、人間は3種類います。1つはマッチを持った人間で、100人中3人しかいない。自分のポケットにマッチを持っていてパッと火をつけて、ブワーッと燃えるから誰の指示も要らないんです。そして80人はマッチを持っていないけれど、誰かが燃えてくれたら一緒に燃える。残りの17人は燃えもしないから、どうにもならないんです。
マッチを持った人間が、中堅・中小企業に入ってくることはまずありません。全部、大企業か官庁に行きますが、残念ながら大企業はマッチを持った人間ばかり採っているので、10年間はマッチを擦らせないんです。それで、「そろそろ入社して10年経ったから、少しは創造力あるいい仕事をしろ」と、いわばマッチを擦れと言うのです。それでマッチを出してみたら湿っていて、もう火がつかない。もともとは優秀な人間なのに、全部だめになってしまうわけです。
日経情報ストラテジー 2002年6月号 - トップインタビュー - 永守重信 日本電産社長 「リーダーがいないから、企業は変われない」
だって。
本当は80人の中にマッチを沢山隠し持っている人がいるに違いない(希望的観測)。
思うに、気付いてない人と気付いている人との差より、気付いていてそうしない人と気付いて行動できる人の差のほうが格段に大きい。
以上、今日も京都は平和だったとさ。