アレックス・カー

一応毎週欠かさず見ているTBSの「情熱大陸」。次の日は月曜でちょっと鬱になっているサラリーマンの味方だ。一昨日のアレックス・カーさんの回は、いろいろ考えさせられる内容だった。

インタビュー記事を見つけたので張っておきます。

世界でも有数の美しい自然環境。アジアで最も豊かな文化遣産。先進国でも屈指の優秀な教育制度や高度なテクノロジー。工業分野の成長は各国の賞賛を浴び、その過程で得た利益で、ひょっとすれば世界で最も裕福な国となったかもしれなかった日本。だが今、この国は悲惨なほど落ち込んでしまっている。


目的もなく進められる土木工事の狂乱。周りの環境と二一ズに無関係に建てられる建造物。歴史や方程式を暗記させるだけで、独自の創造力や分析力を育てない教育。配当を払わない株式市場。誰も責任を取らない政治・行政のシステム。


バブル崩壊後の見渡すかぎりの惨状が、この国の経済・文化がすでに座礁してしまっていることを物語っていると、手厳しい。


...


「工業モードの勝利によって、かつてはワビ・サビを愛でた日本人の感覚が麻痛してしまい、本当の楽しみ方を忘れていると思う。国民の何もかも犠牲にして、生産業(製造業)だけを重視してきたこの国の“強国貧民"政策のツケです」


その根本にあるのは、日本の教育のあり方だと指摘する。


アレックス・カー/Alex Kerr インタビュー by 大野和基 「なぜ日本はこんなに 落ち込んでしまったのですか?」

僕が抱えているイシューとなんとなく似てるので共感する。この人うちの大学院に呼んで、話をしてもらえないだろうか。

丁度前に宣言した講演会や研修のアレンジに着手したところなので、スピーカーとしてお願いしてみよう。幸運なことに京都に住まれているとのこと。早速コンタクトしてみようと思う。


その他いろいろな経営者、有識者にアクセスを開始。これが結構面白い。今日は堀場雅夫氏に会いに行く予定。

Google, Yahoo, Microsoft の簡単な財務比較

「技術経営」のクラスの最終レポートがやっと終わる。テーマは、Googleの競争優位について、MOTの観点から。気付いたら2万字以上書いてたよ。
戦略論になるとどうも定性的な分析ばかりになるので、財務データの分析もしてみた。Googleの収益性や成長性、コストを、(一応)競合と言われているYahoo、Microsoftとの比較を含め分析。Googleの強さが財務数値からも現れているはず(?)という当初の狙いがあったが、結構顕著に出てたと思う。いろんなところで散々Google論はされてるので、こういうのって誰かがまとめてネット上に公開してるかなぁと思ったが、ググっても出てこないので、折角だしブログで公開してみることにした。
以下は、各社のForm 10-K(アニュアル・レポート)から抜粋した主な収益データ。Googleは2004〜2006年の3年間、Yahoo及びMicrosoftは2005年、2006年を対象としている。かなり乱暴なやり方だけど、一覧性を高めるために数値は円換算(1$=120円)としてみた。(因みに、GとYの会計年度は12月に終わり、Mは6月が期末。)
注意: 画像(画質悪くてすまへん)の横幅が広めなので、ブ ラウザの横幅も最大にしてご覧下さいまし。

Google、Yahoo、Microsoftの財務データ概要

全て1$=120円として換算

以下、財務分析素人による所感:

  • まず、目に付くのは、Googleの売上の伸び。前年度比で05年は92%、06年72%の伸びを見せている。
  • Googleは毎年売上原価率(対売上比、以下同じ)を下げている。売上原価に占めるのは、ほとんどがデータセンターの運用費であるはずだが、これは「コモディティ化したハードウェアの個別の信頼性はある程度無視し、インテリジェントなソフトウェア(GFS)で数十万台のサーバを自動管理している」という低コスト・インフラによる"規模の経済"のメリットが徐々に現れているんじゃないかと思われる。一方、Yahoo、Microsoftは売上原価率を上げている。Microsoftの原価率が他社と比べて異常に低いのは、ソフトウェアのライセンス販売というビジネスモデルの違いに因る。(一度開発したソフトウェアを大して改善せずに、CDやDVDに焼いて出荷するだけというモデルなんで、自ずと原価は安くなる。)
  • Googleの販売費率が他社と比較して異常に低いのは注目に値する。Googleは顧客を獲得するのに、ほとんどマーケティングや営業を使わないで、口コミやパブリシティを利用しているというのは有名だけど、そのビジネスモデルが顕著に現れていると言える。(他社と違って、テクノロジーでできることは人を介せずやってしまおうというスタンス。)
  • 売上と同じく、営業利益、当期純利益も大きな伸びを見せている。(他社の利益は前年度比減。ところで、2005年のYahooの純利益が膨れてるのはなんでだろ?前年のAnnual Report見てないのでわからん。多分Yahoo Japanの株式売却益とかそんな感じかな。)
  • 営業利益率、ROE、EPSなども大きな伸びを見せているのは明らか、それに比較してYahooの不振ぶりが目に付く。Microsoftは全体的には横ばい傾向にある。
  • 時価総額は以下の過去2年間の推移と併せて見れば分かるが、Googleは右上がりで20兆円を超えた。一方Microsoftは若干増やしているが、ほぼ横ばいであり、Yahooは右下がりの傾向にある。(因みに、現在日本企業でGoogle以上の時価総額なのは、24.1兆円のトヨタだけ。)

  • Googleの従業員数は公表されていないが、約12,000との最近の記載があった。通常の採用に加え買収も盛んに実施しているため、ここ一年半程度で倍の数となっている(信頼性のあるソースがないので、あくまでも推測ね)。

なお、Annual Reportによると、Googleの06年の売上の内訳は以下の通り。売上の99%以上が広告収入であることが伺える。

一方、表の数値だけを見れば、Microsoftは劇的な伸びは見込めないものの依然PCソフトウェアという成熟市場を独占することで、非常に高い収益を上げている。では、なぜMicrosoftGoogleを恐れるのか? その秘密はMicrosoftの売上内訳を裏付けとして考えると説得力がある。(こっちは面倒くさいのでドルベースのまま。)

Microsoftの2006年度期の各事業の内訳

Microsoft 2006年度Form 10-Kより(単位: Million $)

  • Client(Windows OS)及びInformation Worker(MS Office)の2大事業が売上及び利益を牽引しており、その粗利は7割を超える。また、それに続くのが、Windows ServerやSQL Server、Exchangeなどの企業向けのサーバOS、ミドルウェア(Server and Tools)事業。(異常に高い粗利率。。。暇があれば、シマンテックなどのソフトウェア企業と比べてみたいと思う。エンタープライズを相手にしているSAPやOracleではこうは行かないだろう。)
  • これらの事業への依存度がかなり高く、新規事業として長年取り組んでいるビジネスアプリケーション、モバイル、Xbox、MSNなどの事業は、利益の面ではそれに続く事業として成長しきれてない。
  • 特に、Googleの対抗馬として力を入れているMSN事業の売上は 2,298 Million$とGoogleの1/5程度であり、しかも赤字。
  • キャッシュ・カウとなっているOSやOfficeなどの事業に対して、GoogleスタンドアローンのPCからWebへシフトさせるサービスを次々に打ち出している(いわゆる「こちら側」から「あちら側」へのパラダイムシフト)。GmailGoogle Docs & Spreadsheetsなどのサービスが普及するにつれて、ユーザはブラウザとネットワークさえあれば事足りてしまう。強いては、OSもWindowsではなくても構わないいう時代がすぐにくるかも。(最近では、PowerPointの対抗とも言えるプレゼンテーションソフトの会社も買収。)
  • 現状、Googleのサービス提供相手(ユーザ)は一般コンシューマーであるが、CEOのエリック・シュミットは企業向けのサービス提供にもフォーカスしていくと宣言している。

以上、Googleは高成長・高収益の現在の事業を軸として、さらにWebサービスへ全てがシフトしていく戦略をコンシューマーだけでなくエンタープライズにおいても推し進めようとしている。OSとOfficeへの依存度が極端に高く、新たな事業を確立することでリスク分散された事業ポートフォリオを構築できていないMicrosoftにとっては、自社のキャッシュ・カウをじわじわと骨抜きにしようというGoogleの戦略は脅威に映るはず。また、優秀な社員がGoogleに次から次へと移っていく状況も、Microsoftの危機感を煽っている。
以上、本編のテーマはMOTなので概観を掴むための簡単な分析。書いてることは既にいろんな人が言ってることと同じなので新鮮さはないけど、数字からもそれが読み取れるのはなかなか面白い。なお、このブログの読み手にはこういう分析のプロが結構いるはずなので、突っ込みお待ちしてます。あと、このレポートの全文を見たいという物好きな方がいらっしゃいましたら、コメントもしくはメールしてくれればお送りします。
以下、参考資料。


僕がこんなふうにさくっとレポートを書けるのも、Google Searchや、Microsoft Word & ExcelYahoo! Financeなどのお陰なので、個人的には、3社とも仲良く永続して今後も人間の生産性を極限まで上げてくれるようなサービスや製品を提供していって欲しいところ。(Microsoftは何が何でもキライだ!なんて子供みたいなこと、もう言いません。)


ところで祇園祭っていつまでやってるんだろうか。部屋で一人鼻水垂らしながら、MOTとか言ってる場合じゃない。見に行かねば。

マネジメント能力のスモールスタート的開発

最近いろんな人の行動を観察していて、マネジメント能力について考える機会が多い。どこからどう取り掛かるか、所感を簡単に。

  • まず、セルフスターターであること(少しでも向上心や志があるなら、「待ち」の姿勢をぶっ壊す)

    ↓

    ↓

  • 迷い行き詰ったら、いろんな人に相談する(絶対メンターは必要。メンター見極め能力をつけるのも難しいが、経験豊富な世話焼きは身近に結構いる)

    ↓

  • ある程度自分管理能力がついたら、他人を巻き込んだプロジェクト下でトライしてみる

    ↓

  • リーダーシップを発揮したつもりが誰も周りがついてこなくても決して諦めない。継続、継続、継続

    ↓

  • 上手く行かない主因を追求する。相手の立場や気持ちを想像すれば結構容易に答えは見つかる

    ↓

  • ある程度リーダシップが発揮できるようになったら、自分でできることを他の人に任せて管理する能力を開発する(自分でやるより他人にやらせるほうが10倍難しいことに気付く)

    ↓

  • 以上の繰り返し。上手く行かなかったら前に戻る

    ↓

  • ある程度世の中で使える人材になる  (゚Д゚)ウマー

性格が悪いので、人と接していて誰がどのフェーズにいるのか無意識に見てしまう。

学校の授業で習った理論やらフレームワークやらは、これらのプロセス全体において客観性や軸を持たせる上で役に立つ。理論をinputし続けて塩漬けにしてても何の意味はない。日常に焼き直して考え行動すること。小さなモノでもいいからoutput(成果)を出すこと。

GSM Podcast Part 8 - Morinaga-san

京都大学 経営管理大学院の多種多様なクラスメートにスポットを当てたGSM Podcast、8回目は某政令指定都市に勤務されている森永さんに出演して頂く。ずっと市の役所に席を置きながらも、国の行政機関や民間のシンクタンクに出向されたり、産学連携の推進されたりいろいろなご経験をされているらしい。

今回のインタビューでは、立場上なかなか表に出てこない部分はあるんだけど、森永さんのお人柄を形作るエッセンスはお話いただけたと思うので、是非聴いてみてくださいませ。

GSM Podcast Part 8 - Morinaga-san (32:05)
Download

様々な制約から、会社は辞めないで働きながらビジネススクールに来たいと思っている人は沢山いると思うけど、森永さんをはじめとして働きながら何とか時間を作って、このフルタイムMBAに来ている人も少なくない。マルチ・タスクじゃない僕には決してできないことだ。森永さんのワークライフバランスに対するマネジメント能力、外部の異質なものを摂取しようとする貪欲さ(お隣の公共政策大学院ではなくB-schoolを選んだところなど)、将来の夢を実現させようという志は、本当に頭が下がる。おそらくお役所の中でもスーパーマン的なパフォーマンスを発揮しているんだろうな。

働くことを休止してフルタイムのビジネススクールでそのメリットを100%享受しようという、僕や岩瀬さん佐々木さんのような人もいるけど、森永さんのように働きながら勉強することによって何か見える部分もあるんだろう。(睡眠時間は毎日ほんの数時間らしいです。。。どうかご自愛を。) 「制約された環境こそが、人間をより創造的にする」という言葉を僕は本当に信じてる。

そして、行政は何かにつけて突っ込まれやすい立場にいるけど、森永さんみたいな人は例外ではなく、中にはこうして一生懸命考え働かれてる人も多いんだと思うと、僕も含めた一般企業でのほほんと"さらりーまん"してる人たちこそ軽薄に思えてならない。(ということもここに来て学習したことだ。成長!)

事業再生管理:日産のケース

ゴーンのリバイバルプランに関してのディスカッション。講師(というよりファシリテイター)は元アドバンテッジパートナーズ産業再生機構中野宏信さん。なかなか普通に刺激的な授業だった。中野さんが本当に伝えたいことは分かるけど、これやるんだったらもうちょっとやりようがあったような気がする。こちら側も準備不足。なんとなく勿体ない気がした。

それからインターネットサーフィンしていたら偶然こんなエントリを見つけちゃいました(嘘) 内部生は有難く拝読しましょう。

農学研究科の学生ながら、毎週GSMの授業を聴講させてもらっているのだが、毎週のようにとても残念に思うことが多い。
...
しかし折角このような機会を与えてくれているにもかかわらず、授業に対して意見なり質問なり学生側からのコミットメントがあまりにも少ないのを見ると、


「みんな将来の日本のビジネス界を背負っていこうと本当に考えているのかしら??」

いや、むしろ

「みんな、何しに来てんの???」

と聴講生ながらふと思ってしまうときが多い。(苦笑)


ARBITRAGE - 某授業にて思うこと

相変わらず偉そうだ。。いや、言っていることは的確ですごく分かるんだけど、徐々に改善されつつあると思うので大目に見てやってください。

それと今日の配布資料の中で興味深かった言葉。日本電産の永守さんのインタービューより:

 いつも僕は例に挙げますが、人間は3種類います。1つはマッチを持った人間で、100人中3人しかいない。自分のポケットにマッチを持っていてパッと火をつけて、ブワーッと燃えるから誰の指示も要らないんです。そして80人はマッチを持っていないけれど、誰かが燃えてくれたら一緒に燃える。残りの17人は燃えもしないから、どうにもならないんです。
 マッチを持った人間が、中堅・中小企業に入ってくることはまずありません。全部、大企業か官庁に行きますが、残念ながら大企業はマッチを持った人間ばかり採っているので、10年間はマッチを擦らせないんです。それで、「そろそろ入社して10年経ったから、少しは創造力あるいい仕事をしろ」と、いわばマッチを擦れと言うのです。それでマッチを出してみたら湿っていて、もう火がつかない。もともとは優秀な人間なのに、全部だめになってしまうわけです。



日経情報ストラテジー 2002年6月号 - トップインタビュー - 永守重信 日本電産社長 「リーダーがいないから、企業は変われない」

だって。

本当は80人の中にマッチを沢山隠し持っている人がいるに違いない(希望的観測)。

思うに、気付いてない人と気付いている人との差より、気付いていてそうしない人と気付いて行動できる人の差のほうが格段に大きい。


以上、今日も京都は平和だったとさ。

ENTP型:次から次へと挑戦する

こちらより。

どうなんだろう。当たってんのかなぁ。傍から見たら相当嫌な奴だよなぁ。。

んまあ、Stay Hungry. Stay Foolish. ってことで。

ENTP型:次から次へと挑戦する

創意に富んでいて、本職であろうと余技であろうと、いろいろな活動に手を出す。

際限なく可能性をみいだすN型に、客観的に決断をくだすT型と外向的なE型があいまって、何をやっても新しい着想や夢のような計画を持ち出す。

EP型はたいていそうだが、ENTP型も、すでにあるアイデアを実行に移してやり遂げるよりも、新しいアイデアを追い求めるほうが楽しいと思う。しかも、この世はチェス盤のようなもので、みんながうまくいくように駒をーそれも自分がー動かすべきだと思っている。

とどのつまりは自分だけでなくほかの人も巻き込み、新しいことに次から次へと挑戦する結果となり、悪くすると、きりなく夢を追って中途半端に終わってしまいかねない。

家庭にしろ職場にしろ趣味にしろ、それがどんなにうまくいっていても、もっとよくできるはずだと思う。

また、一か八かやってみるタイプなので、うまくいけば大もうけをするが、失敗するとすってんてんになる。だから、ENTP型の人生は(本人だけでなく、周りの人たちにとっても)、予測できないアップダウンや急カーブが続く、スリルに満ちたジェットコースターのような人生になる。

一般にT型の女性は社会で流れに逆らって生きる傾向があるが、ENTP型だとことのほか厄介である。

客観的な面が、当意即妙の頭の良さや競争心、議論好きなどの形であらわれると、たいていの男性から敬遠されてしまう。とくに古めかしいシステムや人物を相手にすると、ついその限界を試してみるたちである。

競ったり試したりする性質は人を萎縮させたりうんざりさせたりするが、面白いことに、ENTP型の男性の場合は、その同じ性質がプラスのイメージに見られる。

もっとも、違うタイプの人をうんざりさせるという点ではかわりない。

親子関係

ENTP型は、親というのは子どもに発達し成長する機会を与えてやるものだと考えている。

だから、家のなかには最新の本やアイデア商品や流行の物があふれていて、子どもにきちんとしたりスケジュールを守らせたりするよりも、こうしたものに挑戦させる。

「自分を伸ばす」のをモットーとして、子どもがそうする手助けをするのが親の務めだと思っている。

子どもがついていけないほどの思いつきや可能性を毎日のように示し、子どもが自分の力を知って伸ばすのに手をかすことが愛情の表われだと思っているので、抱きしめたりキスをしたりといった愛情表現を犠牲にしてまで、その方針を貫こうとする。

挑戦や新しい着想を大事にするので、落ち着きのない暮らしぶりになってしまう。

ENTP型の子どもの場合は、それがつむじ風のような目まぐるしい行動になって表われる。

毎日が何かを工夫したり、友達をつくったり、夢のような計画を立てるチヤンスとなる。

たとえば「ごみを出してちょうだい」と親から頼まれただけで、人手を使わずに台所から裏庭へごみを出す方法を考えて何時間も過ごしたりする。しかも、それは友達を呼んできたり、あれこれ実験してみなければならないような工夫なのである。

それは勉強のしかたにも表われる。教えてもらうより、自分でやってみて学ぶほうだ。それもグループでアイデアを交換したり、意見をたたかわせたり、挑戦するのを好む。

決まりきったことや決められたものには退屈するたちなので、宿題は忘れるか、さっさとやってもいいかげんになりやすい。つまらないものや挑戦のしがいのないものだと、「勉強」と称して自分で変えてしまうこともある。

こうした行動はタイプの違う生徒や先生にフラストレーションを起こさせ、けっしてよい結果にはつながらない。

ENTP型の生徒はそうした先生に敬意を払わなくなり、成績もかんばしくなくなる恐れがある。

ケース課題完了

8時間掛けてやっと終わった。ただでさえ言語が壁になってるのに、この業界におけるビジネスモデルや技術に関する知識がなかったら、もっと時間掛かっていたでしょう。PlaceWareというコラボレーションソフトウェアのケースだったんだけど、この会社最後はMSに買われ、今はMicrosoft Live Meetingのコア技術となっているみたい。

さすがはHBSのケース、読み応え・考え応えがあるよく出来きた内容だった。こんなんばかりを二年間で数百本こなして、世界中から集まる才能たちとあーでもないこーでもないと議論してたら、(いいか悪いかは別として)タフな思考能力つくんだろうな。